教員支援ネットワーク T-KNITでは、教員の負担軽減のためにまちあるきプログラミングを考え出しました。
まちあるきプログラミングのウリは「情報機器がなくてもできる」、「地域の良さが発見できる」という点が他のプログラミング教材と違って良い点です。
2020年プログラミング教育の対策「まちあるきプログラミング」
2020年にプログラミング教育が義務化されます。
その内容は、まだまだ教員にも認知が浅く、プログラミング教育は「パソコンを使ってプログラムをする」と思っている方もいらっしゃるほど。
このように間違った認識のまま授業で教えることになってしまうと、教えてもらう子供たちが可哀想です。
私たちはまず、このプログラミング教育に対して正しい知識を持ってもらいながら、尚且つ授業で役立つ形は何かないかと考えました。
発見する力 × 考える力
実際に授業で使える形を目指したプログラミング教育法……。
それが「まちあるき」と「プログラミング教育」を合わせた「まちあるきプログラミング」です。
発見力=どうしてこうなるのかを見る力
実際のプログラミングでは、何が悪くて、何が良いのかを自分で判断しなければなりません。
プログラミングは意図した通りに動くことが大切で、自分の思い描いたストーリー通りに動かなかった場合は、何が悪かったのか、どうしてこうなったのかを発見する必要があるのです。
- なぜ動いているの?
- 誰が作ったの?
- どうしてここにあるの?
- どうしてこの形なの?
この気付きとも言える「発見する力」を、自分たちのまちを歩きながら発見していきます。
解決力=どうしたらうまく行くかを考える力
実際のプログラミングでは、思い通りに行かないことばかりです。しかも、これを解決する方法はインターネットには載っていないかもしれません。
この課題に対してどうやったら自分で解決できるかを考え、新しく組み立て直していくかが重要となります。
- Aの方法じゃなくて、Bの方法はどうだろう?
- 順序を変えてみたらどうだろう?
- もっとシンプルにする方法はないかな?
- 全ての方法を一つずつ試してみたら?
このように課題に対して、諦めずに「解決しようする力」を、自分たちのまちを歩きながら養います。
まちあるきプログラミングのメリット
まちあるきプログラミングは、コンピュータの概念であるユビキタスの思想を考えて作っています。
あらゆるものにコンピューターが内蔵され、いつでも、どこでもコンピューターの支援が得られるような世界や概念を指す。語源はラテン語で、いたるところに存在する(遍在)という意味。
出典:ASCII.jpデジタル用語辞典
「いつでも」「どこでも」「なんでも」「誰でも」をコンピュータで実現することがユビキタスですが、この考えを取り入れ、いつでも、どこでも、どんな人でもどんなものと組み合わせても実施しやすいように考えて作っています。
だから、いつ開催しようが、どこで実施しようが、誰でもまちあるきプログラミングができるのです。
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まちあるきプログラミングの7つのメリット
- 情報機器が必要ない
- 場所を選ばない
- プログラミング言語の知識がなくても良い
- 時期を選ばない
- どんな道具と掛け合わせても良い
- 地域の活性化につながる
- コストがかからない
地域の良さを発見しながら、発見→発想→構成→解決…このプログラミングサイクルを実体験できます。
まちあるきプログラミングの開催スケジュール
現在、二月に1度くらいのペースで、茨城県各地でまちあるきプログラミングを開催しています。
最終的に教員の方々が、実際の授業で使いやすいようにブラッシュアップしながら少しずつ形を変え実施しています。
まちあるきプログラミングを開催したい方へ
まちあるきプログラミングは、誰にでも使いやすい形を目指していますが、お互いにメリットがある形で開催できれば嬉しく思います。
もし、まちあるきプログラミングを開催したい場合は、お手数ですが一度お問い合わせください。