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ソルティー

塩畑 貴志(ソルティー)ともうします。

中学の頃、完全に記憶喪失になり、普通のレールに乗ることが夢に

情報処理を学んだ後、プログラマーとして入社し、その後、笠間市ICT支援員としてICT技術を市内の先生たちに教えました。

学校を支援していく中で、教員の負担が増え続けている現状を知り、「教員の負担を減らし、子供たちを見る時間を増やしたい」という想いで教員支援ネットワークT-KNITを立ち上げました。

現在はコミュニティスクールのサポートをメインで行い、学校の先生を支えたいと思う人を増やすため、講演活動や、勉強会に力を入れています。

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愛情をもって子供たちの「逃げ」をぶった切る

iPadを使ったテクニック

ー自信を持って、これはもう最高に子供の学びに繋がったというエピソードはありますか?

タブレットを使ってからの話なんですが、やはり途中からテクニックに行ってしまうんです。

タブレットを使って自分の考えをわかりやすく伝えよう、とグラフを出したりイメージ図を出したりとかテキストでうまく誘導していこうと思っていたのに、途中から画像加工に走って面白いの作ってみましたとか。

ー本来の目的から外れてしまったんですね(笑)。

そう、本来の目的と違う方に向かっていってしまったんです。

だから、本人たちは満足しているけど、それを全部ぶった切ったんです(笑)。

 

「全然おもしろくない」とか「何を伝えたいのかわからない」とか。

信頼関係ができているからこそなんですが、全員ダメ出しして、やり直しさせたんです。

 

「ここがだめだ」とか「こうすればいいんじゃないか?」とかそういったことは伝えてあとは投げたんですよ。

 

すると、友達同士で確認しだしたんですね。

今までは一人で自信満々に作っていたのが、お互いに確認する時間が取れるようになって刺激しあって。

 

同じ内容で発表させると流石にレベルが上がっているんですよ。

無駄が全部削ぎ落としてあって、伝えるということに全部意識が向いたので。

一回ダメになって、それを友達と協力して乗り越えていくんだなぁと感じたことがありました。

 

それがあって、2月にICTフォーラムをやった時の子供たちの発表も上手になったのかなと思います。

[aside type=”normal”]“2016年2月に古河市でICTフォーラムの話”[/aside]

 

この事がなかったら、たぶん発表に真剣に取り組むところまでいけなかった。

こうやらなくてはいけない!という意識を持てたので、それくらい強く叩き切る位のエピーソードがあったのは良かったのかなと思います。

ー今の学校環境で変わってほしい所はありますか?

先生って学校所属になるんですよね。

 

「他校で実施された授業で使ったアレをうちの学校でも使いたい」となって電話なり、訪問なりすると「なんだあいつくるのかよ」みたいな雰囲気が絶対あるんです。

 

もっと自由に学校間で連絡を取って、内容を見てみたりとかというのをやりたいなぁと思っています。

あとは簡単に教員が集まって情報交換したりできるような場所とか機会があるといいですね。

タブレットとかうちは一人一台ですが、40台しかないというところもあったりして、そういうところも見てみたいんですよ。

 

グループ一台となった時のイメージがつかないので、どうやって授業をやっているのかとか分からないので。

逆に一人一台って贅沢なので、他の学校からしたら見に行きたいわけですよ。

学校間で自由に行き来できれば、「ここにしまってるんだ」とか「こういう掲示物使ってるんだ」とか気軽に情報交換できたらいいなと思います。

教員志望の方へ伝えたいこと

子供たちから祝われている薄井直之先生

ー教員志望の人たちに伝えたいことは?

本当に楽しいよ、という一言です。

こんなに楽しいことはない。

 

演技をしたかったら授業中に真似て喋ってもいいし、面白い授業を思いついて実行したらダイレクトに反応が返ってくる。

4月に掲げた学級目標がここ最近定着してきて、それによって活動の幅が広がってきたりとか…、常に成長する子供という人間の近くにいるので、こんなに楽しいことはないですね。

 

責任感って考えると難しいとは思うんですけど、そこは狙いを持って子供たちと向きあっていけば絶対答えは返ってくるんです。

間違ったことを言ってしまったとしても、自分で考えて次はこうしよう、ああしようという繰り返しなので、単調な毎日じゃないというのはすごく楽しいです。

 

昨日までこだわっていたこととか切り替えられちゃうので、面白いですね。

4年連続6年生やってても、子供は全然違います。

子供の得意不得意で授業も変わっていくし、変えなくてはいけないという難しさもあるし、その「変える」ということがいいことで、ずっと単調にやっていくと絶対息切れしてしまう。

 

「自分はこんなに一生懸命やっているのに子供に伝わらない!」という風になってしまうけど、そこを自分の一工夫で、言い方を変えたら伝わったとか、プリントを作ってみたら子供たちが一生懸命に取り組んでくれたとか…。

ちょっとした変化で劇的に変わっていくので、大変だけれどもその変化を楽しめるという事が一番魅力かなと思います。

 

固いイメージはありますけど意外にそうでもないので(笑

まとめ

[aside type=”boader”]ICTは先生にとって道具の一つであり,きっかけである。[/aside]

薄井先生はICTエバンジェリストとしての活動を通して,ICTの活用が子供たちの「学び合い」の創出に繋がっていることを実感していました。

また、エバンジェリスト間で情報を共有することや職員研修を工夫することなどの重要性についても語っていただきました。

薄井先生の取り組みがこれから多くの先生たちの「きっかけづくり」につながると良いですね!

 

今回の記事に対して、ご協力いただいた薄井先生、古河市上大野小学校さま、ありがとうございました。

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