ICTを活用した学校教育!薄井直之先生の実践事例

ICT活用事例で発表する薄井直之先生
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塩畑 貴志
塩畑貴志です。あだ名はソルティーと呼ばれてます。 情報処理を学んだ後、プログラマーとして入社し、その後、笠間市ICT支援員としてICT技術を市内の先生たちに教えました。 学校を支援していく中で、教員の負担が増え続けている現状を知り、「教員の負担を減らし、子供たちを見る時間を増やしたい」という想いで教員支援ネットワークT-KNITを立ち上げました。 現在はまちあるきプログラミングをメインに、誰でもどこでもいつでもできるプログラミング教育を学校の先生に使ってもらおうと奮闘しています。

今回の教員紹介

子供たちから祝われている薄井直之先生薄井直之(うすい なおゆき)

茨城県筑西市出身

映画監督、お笑い芸人、ヒーローなどなど、幼き頃に憧れていた仕事が、「全て直にできて、子供たちから反応がすぐ返ってくるので面白そう」と考え、教師の道へ。

教師としての情熱とプロ意識で、日々子供たちと向き合い、子供たち自身の体験と成功を特に重要視している。

好きな言葉は、ウイリアム・ウォードの言葉「平凡な教師は言って聞かせる。よい教師は説明し、優秀な教師はやってみせる。 しかし最高の教師は子どもの心に火をつける。」

 

茨城県古河市立上大野小学校でICTエバンジェリストとして,ICTを活用した授業研究に取り組む薄井直之先生にインタビューをしてきました。
※2017年現在、薄井先生はエバンジェリストではありません

エバンジェリスト(evangelist)

原義は、キリスト教の「伝道者」。近年IT関連で用いられる用語であり,新しい知識や高度な技術を身に付け,他者に広めていく人材のこと。

教員として,またICTエバンジェリストとして薄井先生が子供たちとの関わりの中で日々考え,感じていることを本音で語って頂きました。

教師になったきっかけと教師としての喜び

ー薄井先生はどうして教師になろうと思ったんですか?

単純におもしろそうだからです(笑)。

自分が小さい頃憧れていたのはヒーローになることとか、映画を撮ってみたいとか、それを人に見せたいとか制作意欲もありました。かといって専門的に勉強する時間もなかった。

教員は総合的な学習の時間を使えば子供たちを主役に劇もできるし、動画の編集もできるし、描いた絵を見せることもできるし、子供が目の前にるので反応が直で返ってくるんですよね。失敗ももちろんあって落ち込むこともありましたが(笑)。

ダイレクトに自分にすべてが返ってくる、その分自分も全力でやらなきゃいけない。

そのキャッチボールがすごく楽しいんです。

ー教育実習を受けるまではどう思っていましたか?

なんとなーく教員の道もあるなぁくらいだったんですけど。

ー実際にやってみてどう変わりましたか?

おもしろいなと。

堅苦しさは感じてましたが、それは別にいいやという感じです。

ー教師になって今までで一番嬉しかったな、ということはありましたか?

一番嬉しいのは、仕事上で自分は一生懸命、子供たちと向き合ったり一緒に遊んだりしてますが、そういった子供が将来「教員になりたい」と言ってもらえるのが一番うれしいですね。

ーなるほど、先生を見て言ってくださるのは嬉しいですね

そうですね・・・

気を遣って言ってくれてるのか分かりませんが(笑)。

最近、教員が大変だって言われるので、子供たちが教師を目指すきっかけになっていたらいいなと思います。

なりたがらない人が増えてきちゃった中で、目指してくれる子が増えるというのは嬉しいです。

 

つらいことは仲間とのつながりによって解消する

教員になるまでの試験勉強が大変

ーでは、その逆で教師になってすごく辛かったなということはありますか?

辛いのは、教師になるまでですね。

採用試験っていうのは絶対通らなくちゃいけない道で、それが7月に一次試験があると。

でも勉強してればいいんですが、仕事しようとすると採用試験対策の勉強ができなかったり、勉強しようとすると現場の仕事が思うようにできなくなっちゃったりとバランスを取るのが難しかったですね。

合格するまでが一つの山で、担任を持っていたのでは合格はできないですね。

私は自分でお願いして担任を外してもらって、受かったことは受かったんですが、その間は担任じゃないから楽しくなかったですね。

 

それで今度は担任になったらなったで、単学級に行ったので人数が少ないと。

仕事を分担すると言っても、若手の男は「力仕事もやれ」「パソコンやれ」「体育やれ」と全部回ってくるので。

ー若手だから何でもやれは大変でしたね

どうしても平等じゃないなぁと感じるところはありました。

気持ち的にも体力的にも辛かったときはたくさんあります。

ー辛い時はどうやって切り抜けていますか?

前は辛かったときは仕事上は自力でなんとかって思ってたんですが、最近はエバンジェリストの仲間と相談します。

ーでましたね、エバンジェリスト!(笑)

エバンジェリスト間で横のつながりが出てくるので、仲間と相談して授業づくりとかをするようになりました。

 

ICTの活用によって子供たちがいきいきと取り組む授業になる

授業を行う薄井直之先生

ーそのエバンジェリストにはどのようなキッカケでなったんですか?

自分がエバンジェリストになったキッカケは、その時点では唯一の若手だったからです。

例えばタブレットを使うとしたら自分しかいない、くらいの立場で。

他の人はやりたがらないと。

ーその時は「なんで俺がやらなきゃいけないんだ」とか思いませんでした?

そうですね…、タブレットを自由に使わせてくれるということと、機材が充実するということと、いろんな研修にいけるということ。

そういうメリットもあったので、最初はあまり何も考えずなってみたという感じですね。

自分しかいないだろうなぁというぐらいの。

ーエバンジェリストになってよかったですか?

良かったですね。

ーエバンジェリストはICTを推進する人ですよね。ICTが授業に入るとどんなふうに良くなったと実感できますか?

一番は、子供たちがいきいきと授業をやるようになったということです。

特に発表するときですね。

子供がノートを写したり写真を撮ったり、自分が見つけてきた資料をタブレット経由で映して発表するというのが、今までは全部言葉で言わなくちゃいけないとか、グラフを文章にまとめたりとかで大変だったんです。

今までは機械を使うのはベテランの先生だけの特権!みたいなところがありました。

 

タブレットを導入してから使い始めたのは、先生も子供たちも同時スタートで、そんな中で子供たちが、「こんなアプリを使うと見やすい」、「良いサイトを見つけました!」と言ってくれるんです。

子供も自分からどんどん進むし、先生もそれをみて負けてられないくらいのいい刺激をもらえるので、とても良い刺激ですね。

発表するときは完全に子供たち自身が主体で、見せる画像を探すのも自分、iPadをテレビに繋ぐのも自分で行って「このように・・・」と実際に示しながらできるようになったので、それが子供たちにとってすごく楽しかったみたいです。

文章にしなくちゃいけない、うまく文章にできないと発表しても伝わらないというブレーキが、視覚で見せることによって伝わりやすくなったんです。

発表に対するハードルが低くなるんですが、段階はたくさんあるので、ちょっとずつ登っていって、今まで難しかった発表がスムーズになり、「こんなにみんな聞いてくれるんだ!」っていうのが嬉しかったという意見がでました。

ICT活用事例で発表する薄井直之先生

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塩畑 貴志

塩畑貴志です。あだ名はソルティーと呼ばれてます。 情報処理を学んだ後、プログラマーとして入社し、その後、笠間市ICT支援員としてICT技術を市内の先生たちに教えました。 学校を支援していく中で、教員の負担が増え続けている現状を知り、「教員の負担を減らし、子供たちを見る時間を増やしたい」という想いで教員支援ネットワークT-KNITを立ち上げました。 現在はまちあるきプログラミングをメインに、誰でもどこでもいつでもできるプログラミング教育を学校の先生に使ってもらおうと奮闘しています。