学校に行けない子には生きやすい環境と同じくらい生き抜く力が大切

生きやすい環境と同じくらい生き抜く力が大切
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ソルティー
塩畑貴志です。あだ名はソルティーと呼ばれてます。 情報処理を学んだ後、プログラマーとして入社し、その後、笠間市ICT支援員としてICT技術を市内の先生たちに教えました。 学校を支援していく中で、教員の負担が増え続けている現状を知り、「教員の負担を減らし、子供たちを見る時間を増やしたい」という想いで教員支援ネットワークT-KNITを立ち上げました。 現在はまちあるきプログラミングをメインに、誰でもどこでもいつでもできるプログラミング教育を学校の先生に使ってもらおうと奮闘しています。

どうも、ソルティーです。

 

最近は学校以外の第三の居場所というものが増えてきましたね。

これも不登校になっている子が増えてきて、学校の先生だけでなく、親もどうしたら良いか迷ってしまうからでしょう。

 

その子どもがその子らしく生き方を選択できる世の中…。

 

「とても良い…」とは思うのですが、やっぱり私の中で引っかかります。

それは生きやすいと感じる世界とは何か?という話です。

不登校になるのはなぜ?

不登校になる理由はたった一つ。「行きたくないから」です。

当たり前じゃん!と思うかもしれません。

 

しかし、「行きたくない」には2種類あることを理解しておいてください。

なんとなく行きたくない

なんとなく行きたくないなって感じる時があります。

大人も「なんか疲れたな…」って思う時ありませんか?

それと同じような状況です。

 

大人の場合は、責任がついて回ってきます。そのため、休むことはできないかもしれません。

しかし、子供にも同じように「学校に行け!」と言っていませんか?

学校に行かなかったとしても、少し勉強が遅れるとか、皆勤賞逃すとかその程度。

しばらく行かなかったとしても様子を見てみましょう。

理由があって行けない

この場合は、理由があります。(っと言っても子供からすれば、なかなか素直に理由は言いにくいのですが)

いじめられたとか、あの授業がイヤだとか、あの先生が嫌いだとか…。

共通していることは自分の居場所が感じられない生きにくい環境ってことです。

 

解決する方法は2つあります。

  1. 生きにくさを感じている相手そのものを変える
  2. 自分自身を変える

です。

 

とはいえ、相手を変えるのは難しいので、自分を変えるほうが早いです。

なので一番カンタンな解決法は自分が生きやすいと思う環境に行かせることです。

生きやすいって何だろう?

生きやすい環境と生き抜く力:自然体の子供

その子が生きやすいって何だろう?

“生きやすい”ってのは“過ごしやすい”ってことでもあります。不便もなく、不満もなく、困りごとにもフォローしてくれるような環境です。

 

この状態はその子にとって、すっごく楽です。落ち着けるし、悩みもない。

でも、その状態ってずっと続けさせますか?

私が言いたいことは、この状態ってずっと続けちゃダメだと思うんです。

すっごくイヤなことがあった。だから、回復のためとか、少しの間だけ生きやすいと感じる場所に行くのは良いと思います。

 

でも、このようにフォローがある状態のままでは、その子の“将来の”ためにはならないと思うのです。

 

いつか絶対に自分の足で、地に足をつける時がやってきます。

その生きやすいと感じている中でしか、力が発揮できないんだとしたら、それは良くないことなのではないでしょうか?

真に生きやすいって何か?

例えばクラスの中でいじめがあったとします。

このいじめでやってはいけないことは、いじめた側から謝罪“させる”ことだと思っています。

 

いじめた側は強制的に謝罪させたところで、また大人が見てないところでいじめをやります。

いじめられた側も先生が謝らせたので、「本気の謝罪ではない」と心の奥底で感じています。だから結局、教室には行けないと感じてしまいます。

 

このような場合、いじめた側にも主張があり、いじめられた側にも原因があることが多いのです。

ちゃんとお互いに勇気を出し、本音の言葉を交わし、お互いを納得させて、仲直りさせることが本当の解決方法だと思っています。

そして、その仲介は先生しかできません。

 

仲直りするやり方じゃないと、結局はその子供の奥底に不安が残ってしまい、行きたいと思いません。本当に安心してクラスになんて行けません。

生きやすくだけではなく、生き抜きやすくもする

生きやすい環境と生き抜く力:自分の世界に入り込んでいる女の子

大切なのは生きやすいだけではなく、生き抜きやすいも必要だってことです。

“生き抜きやすい”は言い換えると“生きるための力”。

将来困らないために知識・経験などを蓄えて力をつけている状態です。

 

どちらかが不足するとどうなるか

これはどちらも欠けてはダメだと思っています。

「生きやすく」が不足すると,「過ごしやすく」ないわけだから,フラストレーションが溜まる。

さきほどのいじめの話だって、「お互いだけで話をしてこい!」なんて先生が言っていたら、いじめられた側は「話をしてみようかな」という気にもならないワケです。

 

「先生が一緒についてきてくれる!」という安心感。

このように生きやすいと感じている状態でなければ一歩踏み出してみる勇気が出ません。

 

「生き抜きやすく」が不足すると,「生きる力を育む」ことができないわけだから,壁にぶつかった時に対処できません。

さきほどのイジメの話だと「話してみようかな」って思う勇気と、「こういうことがイヤだった」と言う勇気を持っていること。

さらに言うと、相手の気持ちを理解して、「仲直りしよう」って言える勇気のこと。

 

この生き抜く力、2020年以降の人間はこの力が大事なんだろうなって常々感じます。

ここまで口すっぱく言うのは障害の経験から

私の話ですが、中学生の頃、記憶が突然なくなりました。

家族も友達も全員分かりません。もちろんクラスにも行けませんでした。

 

家で半年ほどゴロゴロしてしまいました。

ただ、ここでしっかり休めた上で、半年後には一回行ってみようという明確だけど遠い目標があったので頑張れたのだと思います。

 

では、登校してからどこへ行ったのか?

 

実は、その状態で行ったのが相談室という場所でした。(毎日相談室通いです)

その状態で「生き抜く力が必要!」とか「すぐクラスに戻りましょう!」って言われても困るワケです。

 

まず必要になったのは“生きやすいと感じる環境”でした。学校のクラスでも、家でもない相談室っていう第三の居場所は私にとって、とても居心地が良かったのです。

 

何もすることなく、ボーと過ごす。ボーっと過ごしても怒られもしません。

勉強も(ほとんど分からないので)そこそこにして…。

 

生きている意味とは何か。

楽しいと思うことは何か。

今、自分にできることは何か。

今後、自分がするべきことは何か。

 

そんな哲学的なことしか考えていませんでした。

これが私にとって今、必要な自分と向き合う時間だったんです。

 

そして、出てきた答え。それが

「新しい環境と共にリセットをしよう」でした。

 

私は通信制の高校に入ったのをキッカケに、勉強に励むようになりました。

決してデキが良かったワケではありませんでしたが、歳の違う人たちと一緒に勉強することも良い経験もらいましたし、大きく人生観が変わりました。

今考えるとここが“生き抜く力を鍛えている時”だったんだろうなって思います。

 

ちなみに私はゲームが好きだったので、高校卒業して、パソコンの専門学校行ってから人生がさらに楽しくなりました。

学校でも家でもない第三の居場所作りをやるなら

生きやすい環境と生き抜く力:優しい第三の居場所

もし、学童、塾など学校でも家でもない場所で第三の居場所作りをしている人が読んでいるのなら

子供たちには自分の好きなことをして、「自分を見つめる場」を作って欲しいと思います。

 

  • 自分は何がしたいのか
  • 何ができるのか
  • 楽しいと感じることは何なのか

 

自分と対話する時間って子供たちって持てているだろうか?私には疑問です。

いろんな体験をして、世界の広さと可能性の広さを知ってほしい。

そして、ちょっとでも良いから自分について考える時間を持ってほしい。

 

「生きにくい」と感じているなら

自分から「生きやすい」と感じられる世の中を作っていけるような人になって欲しいなって私は思います。

ちなみに。

学校でも家でもない第三の居場所って事業が日本財団で行われているようです。

 

生きやすい環境と同じくらい生き抜く力が大切

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塩畑貴志です。あだ名はソルティーと呼ばれてます。 情報処理を学んだ後、プログラマーとして入社し、その後、笠間市ICT支援員としてICT技術を市内の先生たちに教えました。 学校を支援していく中で、教員の負担が増え続けている現状を知り、「教員の負担を減らし、子供たちを見る時間を増やしたい」という想いで教員支援ネットワークT-KNITを立ち上げました。 現在はまちあるきプログラミングをメインに、誰でもどこでもいつでもできるプログラミング教育を学校の先生に使ってもらおうと奮闘しています。